日本は世界で最も高齢化が進んでいる国であり、既に超高齢人口減少社会に直面しています。65歳以上の高齢人口は、過去最高の3557万人を突破し、2018年9月15日現在で、総人口に占める65歳以上の人口の割合は28.1%に達しました。2035年までには、日本は高齢者が総人口の約3分の1を占める超高齢社会になると予想されています。日本の総人口が減少する中で高齢者が増加することにより、2060年には高齢化率が39.9%に達し、国民の2.5人に一人が65歳以上の高齢者となる社会が到来します。高齢者の人口増に比例して、認知症の高齢者も増大すると考えられており、2025年までに認知症患者数が約700万すると予想されています。
一人ひとりの高齢者がいかに生きがいを持ち、それまでに培った知恵や知識、そして貴重な経験を地域社会に還元し、自己の存在感を再認識し、生き生きと暮すことが出来る超高齢化社会が、今後益々望まれます。 私は、過去25年間に渡る外資系半導体メーカーの日本法人代表取締役社長としての実績とハーバード大学2012年度アドバンスリーダーシップフェロー(特別研究員)として重ねた研修を生かし、息子をパートナーとして選び、2人で力を合わせて特定非営利活動法人ソーシャルハーツを立ち上げました。
NPO法人Social Hearts は、我々Social ( 社会)の Hearts (心)をひとつにし、高齢者自立支援活動、主には認知症一次予防に繋がる数独による脳トレーニング、多世代間交流、社会貢献を事業活動の核としております。
我々は「挑む歓び」「交わる楽しさ」「世界の恵まれない子供たちのために」を成し遂げるべく、同志と共にTeam Social Heartsを結束し最善を尽す覚悟です。その結果、高齢者の笑顔、若者の笑顔、そして仲間の笑顔を産み出したいとの想いです。 一人でも多くの方々がソーシャルハーツの活動に参加し、我々と歓びを分かち合えることを期待しています。
代表理事 川上誠