REPORT活動報告
1.生涯学習活動—「シニアハーツ教室」
生涯学習とは、人々が生涯にわたって主体的に継続して行う学習のことであり、ソーシャルハーツは、高齢者の方々に学習の機会を提供し、学ぶことへの興味、喜びを再び感じることにより、第2の人生の生きがいとなる活動に注力します。
岩手県大槌町には、サポートセンターが下記の3ヶ所に設置されていて、仮設住宅で暮らしている高齢者の総合相談や地域交流の場として提供されています。
- 『エールサポートセンター』
場所: 小鎚第8仮設住宅 - 『ぬくっこハウス』
場所: 吉里吉里(きりきり)第3仮設住宅 - 『和野っこハウス』
場所: 大槌第5A仮設住宅
ソーシャルハーツは2013年3月から定期的に上記3カ所の大槌町サポートセンターを訪問し、各サポートセンターの職員の方々のご理解のもと、高齢者の皆様方と親睦を深めています。
「エールサポートセンター」での活動
2013年5月より、エールサポートセンターでは、利用者(70代〜90代の仮設住宅で一人暮らし)を対象に、生涯学習の一環として、漢字ドリル、漢字クイズ、正しい漢字の書き順、日本地図作成、都道府県名探し、間違い探し、線引き、色塗り、岩手県に関するクイズ、常識問題、ことわざ、四字熟字、健康クイズ、東北地方クイズなどを教材として取り上げています。
2013年7月から、名称を「シニア(Senior ) ハーツ(Hearts)教室」とし、参加者70数名の高齢者は、学生に戻った気分で名札をつけています。原則的に利用者は週一回の利用に限定されている為、毎日利用者が入れ替わります。よって「シニアハーツ教室」は隔週毎に月曜から金曜日まで毎日開講しています。
「ぬくっこハウス」での活動
利用者は毎日ほぼ同じ方々なので、隔週ベースで1−2回「シニアハーツ教室」を開講しています。毎回の参加者数は10数名です。
「和野っこハウス」での活動
2013年10月より、「和野っこハウス」に於いて「シニアハーツ教室」を展開しています。参加者は毎回十数名です。
2.主な多世代・地域との交流活動:
我々ソーシャルハーツは多世代間交流、様々な地域間の交流を促進しながら、高齢者の方々に新たな出会いを提供し、新たなコミュニティ形成を目標に活動しています。
協力団体:Harvard University 2012 ALI fellows、東京大学、慶應義塾大学、関西大学、立教大学、日本大学、大妻女子大学、岩手大学、(株)オホーツクシーライン、日本ジャーナリスト教育センター、地縁のたまご、武蔵大学同窓会札幌支部、
報道記事
岩手日報:2013年6月20日(朝刊)
岩手日報:2013年7月29日(朝刊)
HARVARD Advanced Leadership Initiative News
SEPTEMBER 2013
2013年の活動
5/16 & 5/17
東京大学院教育学研究科牧野教授と3カ所のサポートセンターを同行訪問
6/12 & 6/13
武蔵大学織戸事務局長と高橋課長とエールサポートセンターを同行訪問
6/18 & 6/19
ハーバード大学2012フェローTrue North メンバーと家族6名はエールサポートセンターとぬくっこハウスを訪問し、利用者と親睦を図る
7/24
(株)オホーツクシーライン代表取締役山田繁氏が、エールサポートセンターとぬくっこハウスで雪だるまを贈呈、親睦会にも参加
8/7
慶應義塾大学の福祉科を専攻している学生数名が参加。
日本ジャーナリスト教育センターのインターンシップ大学生5名がエールサポートセンターを訪問、デジタルカメラワークショップを実施
8/20
東京大学院牧野教授、松山助教、教育学部3年生3名がエールサポートセンターとぬくっこハウスで「シニアハーツ教室」に参加し、利用者と交流
8/21
日本ジャーナリスト教育センターのインターンシップ大学生4名がエールサポートセンターを訪問し、デジタルカメラワークショップを実施。大槌町教育委員会生涯学習課、北村主事が視察
8/29 & 8/30
千葉県柏市高柳の多世代交流型コミュニティ、「地縁のたまご」常野代表、伊藤副代表、太田さん、高橋社会福祉士、柏市役所地域つくり推進部村田統括エリアマネージャ-がエールサポート センターとぬくっこハウスを来訪し、地域間の交流を推進。押し花教室を開催
9/7
岩手大学教育学部3年生2名がエールサポートセンターとぬくっこハウスで「シニアハーツ教室」に参加しアシスト、高齢者と多世代間の交流
9/23
岩手大学教育学部3年生3名がエールサポートセンターとぬくっこハウスで「シニアハーツ教室」に参加しアシスト、同じ利用者と二回目の多世代間の交流
9/24 & 9/25
東京大学松山助教、教育学部3年生3名がぬくっこハウスを再訪問。エールサポートセンターを2日連続で訪問。利用者からの” 聞き取り“
10/12
エールサポートセンター大運動会が開催され、岩手大学教育学部
3年生7名(男子2名、女子5名)がボランティアとして参加。
11/2.11/3.11/4
東京大学教育学部3年生6名がソーシャルハーツの活動に参加。
高齢者による学生を対象にした「体験型課外学習」を実施
11/30,12/1.12.2
東京大学学生7名が大槌町を訪問、高齢者からの「聞き取り」と交流を実行
12/2,12/3
NDソフトウェア(株)と日本コンピュータシステム(株)の代表取締役社長お二人が大槌町を初めてご訪問。ソーシャルハーツの活動を見学